2006年03月23日

yum の罠

yum はコマンド1つでパッケージを最新版にアップデートしてくれる便利なプログラムですが、気をつけなければいけない点が2つあります。

1つは、設定ファイルに最新版を置いてあるサーバを指定しておくことです。全てのサーバが永遠に最新版を置き続けてくれる訳ではないため、時々確認してやらないと、最新版が存在しているのに当該サーバに置かれてないからダウンロードされないという状況が発生します。

もう1つは、キャッシュされたメタデータを時々削除することです。「yum update」を実行しても何もダウンロードされず、「最近、パッケージの更新が全然無いようだけどどうしたのかな?」と思ったら、「yum clean metadata」または「yum clean all」を実行してみてください。
その後、再度「yum update」を実行すると・・・「あら不思議。 yum clean metadata を実行前に yum update したときには表示されなかったパッケージが次々とダウンロードされてきた。」なんてことがあります。何かの拍子に、 yum が管理するメタデータが最新の情報を反映しなくなってしまうようです。

posted by 熊猫さくら at 21:49| Comment(0) | TrackBack(1) | Linux
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yumの自動更新が止まった件について(TypeError: unsubscriptable object)
Excerpt: Cron run-parts /etc/cron.dailyが毎日のように送られてくるようになった。 /etc/cron.daily/yum.cron: Traceback (most re..
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