直ちにアップデートを適用するなどの対処を迫られるような影響範囲の大きな脆弱性が増えてきている感触がある昨今、自分が管理している Linux システムの概要を知っておくことは、障害や脆弱性への対処を行う上で有用であると考えます。
そこで、今年のキャンプでは、サポートセンタで故障解析に携わった経験を基に、 Linux システムに関するトラブルをOS視点で調査しながら、スムーズな問題解決を行うために必要なことについて扱いました。演習で使用した仮想マシンイメージ( SHA256: 0ab356f719031c64d798dd6802f04cf8f364089c8e9cdebd650aa6258e4bf20f )も公開していますので、実際に手を動かして体験してみてください。
ちなみに、同日に開催されたセキュリティ・コアキャンプ2018の方では、一昨年度の講義で扱ったメモリ管理の闇と、その後の2年間でどこまで進んだのかについて扱いました。振り返ってみると、「しょ〜もないミス」を繰り返しているんだなぁと感じます。