4GBよりも大きなファイルを扱えるようにしてほしいという要望がありましたので、およそ17年ぶりにP2P型のファイル転送ツールである Tiny File Transmitter のアップデートを行いました。
前回のリリースは TOMOYO Linux がオープンソース化されるよりも前だったので、コーディングスタイルにいろいろな癖がありましたが、今回のアップデートを行うにあたり、読みやすくするために Linux カーネルの流儀に修正しました。
また、当時はマルチスレッドの知識や経験が無かったので、安全サイドに倒すためにシングルプロセス/シングルスレッドで実装していたのですが、その代償として、長時間かかる処理をGUIのイベント処理ループの中に埋め込むために「 Go To トラベル」・・・じゃなくて「 goto ラベル」の嵐になっています。CUI環境向けのプログラミングではありえないようなスパゲッティ状態です。
結局、互換性を重視してファイルサイズを64ビットで扱うための改修だけに留めましたが、もし最初から作り直すのであればマルチプロセスでHTTP風のプロトコルにしていたと思います。